2018年07月31日

できる人ほど無欲

昨日アップしました
7/29・渡海真知子さんのライヴ前に入ったロシア料理屋さんで
お喋りに花が咲いている時

まるで今話ている内容に出てくるものかのようにさりげなく
「はい、これ」
と渡されたものだから
「??」
期待に胸ふくらませる暇もないほどそれは突然やってきた

しょっちゅう海外旅行に行く彼女のことだから
どこかのお土産かな?と思って袋を開けると
たけっち1.jpg

なんと素敵すぎるバッグ!!どこぞのブランドか!

どどどどうしたの〜〜〜!!なにこれ〜〜〜〜〜!!

驚く私に衝撃のひとこと

「自分で刺繍したの」

(ノ゚□゚)ノ
じ...じぶんで?!!!

女の人の横顔シルエットは
持っているTシャツのデザインをそのまま使い
輪郭をなぞっているうちに
中にヘデントールと、コパカバーナの石畳を入れようとアイディアが浮かんだのだそう
(しかも輪郭は繊細なチェーンステッチ!驚)

石畳の模様が、カリオカ(リオっ子)の髪の毛にも見えるし
唇だけスパンコールを縫い付けるこのセンス

天才か!!


私の病気が再発し、リオに行けないと知った彼女は
「元気になりますように」
これを作ってくれたのだそう。涙

この刺繍のクオリティの高さ

裏面をきちんと接着芯で縫い糸が触れない様にするひと手間

しかも、ちゃんとタグにも
たけっち2.jpg

ブラジル国旗を縫い付けるこの細やかさ、プロ魂

彼女はアパレル関係のお仕事でも、服飾デザイナーでもありません
恐らく、そういった専門学校卒ではなかったはず
それに
仕事だけでもじゅうぶん多忙で
なおかつサンバチームでも、ダンス運営として大変な中
時間をかけて、作ってくれたその気持ち

ありがたいくて、ありがたくて
思わずブログで自慢



「こういうのもっと作ったら売れるよ!minneとかcreemaとか!」
と興奮気味に話す私に
「売らないよ〜」とバッサリ
たけっち.jpg

なぜに
出来る人ほど無欲なのか

イラストレーターだから手先が器用に違いないと思われがちですが
私は、不器用が服を着て歩いているようなものなので
その先入観を持った人に、よくよく
これ.jpg



だから、すごい技術を見るにつけ、ついつい

「これを世に出すべき!」とか
「これはお金出してもほしい人いるよ!」などと
目が\マークになって、鼻息荒くなってしまう

こんなに素敵にデザイン出来て、形に出来ることを世に見せたいと思ってしまう

この才能に
この芸術に
対価が支払われないのが心底もったいないと思ってしまう

でもそれ以上に
「ああああ〜〜〜!もったいない!」って身震いしちゃうのは
彼女にそういった欲がないからなのだろう

もっている人ほど

その魅力に自覚がない!


私は自分でグッズを作って販売しているから尚更そう思うのでしょうけれど

彼女の様に
利益とか、ブログやSNSで自慢することすらせずに
ただ作品を作るのみ

私も、そんな風に、純粋に創作してみたいと思いました


「早く良くなります様に」という想いだけでなく
あまりに大事なことを教えてくれたこのバッグ
本当だったら、ボロボロになるほど使うのが良いのでしょうが
もったいなくて使えない

そんな贅沢な悩みを、幸せに思います

TKっち
本当に 本当に
ありがとう

これ背負って
リオに行かなきゃ!
posted by オリド マキ at 16:41| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする