2018年07月01日

サンバとサッカーで初心を思い出す

*最初に
たくさんの感情が入り乱れ、いつにも増して読みづらく、まとまりのない文章をお許しください*



先日6/30
大田区総合体育館で開かれた
おおたフェス3.jpg

おおたスポーツ健康フェスタというイベントにて
ラテンの血を掘り起こせ!Let’sサンバ!」という
日本を代表するサンバダンサー・工藤めぐみさんのサンバステップワークショップと
Quer Swingar Vem Pra Cáの生演奏という豪華なコーナーがあるというので行ってきました

体育館前の広場には、ホットドッグやカレー等の屋台が並び
おおたフェス5.jpg

縁日さながらに、輪投げやダンボールで作られた迷路で子供が遊び
体育館内では、スポーツチャンバラ、ボルダリング、スラックラインにスポーツ吹矢
車椅子バスケットボールにビーチボールバレーなど
1日を通して様々なスポーツを体験出来る、楽しいイベント

その中にサンバがあるというのです
しかもバテリアの生演奏で!

最初は体育館前広場でのRoda de Samba(間に合わず、最後の最後だけ見られました)のあと
外でバツカーダを演奏しつつメインアリーナに入って
そのままバツカーダと曲を演奏

今年2月のリオのカルナバルで演奏された
Mestre Trambiqueの曲が流れた途端
喉がググッと詰まってしまい
胸がギュッと締めつけられて
上手く歌えませんでした
まさかここで演奏するとは思っていなかったので
不意打ちを食らい、心の準備が出来ておらず
涙を流すまいと思うだけでいっぱいいっぱい

そして、Bloco初シングル曲・Por Amor a Naturezaからの
Vila Isabel2013年エンヘード(←クリックすると曲出ます)で
おおたフェス4.jpg

工藤めぐみさんが登場!
大大大好きな2013年Vilaのエンヘードと
間近で拝見するめぐみさんの圧巻のダンスに、胸のしめつけも吹き飛びました

演奏が終了し、本日のジレトール・あつし君がBlocoの紹介
Quer Swingar Vem Pra Cáという、日本人には馴染みのない言葉を逆手に取って
お客さんにBloco名を言わせて会場に一体感をもたせる作戦、さすがです!
おおたフェス7.jpg
そして、各楽器の紹介をしたのちに
楽器に触れた事の無いお客さんにいきなり楽器を触らせ、演奏させるというコーナーも!

「なんたる無茶振りを!」(ノ゚ω゚)ノ
と驚いたのは私だけで
「楽器やってみたい人〜?」という声に、我先にと楽器に駆け寄る子供達!
おおたフェス1.jpg

Blocoの皆さんの指導が上手なのか、演奏自体はバラバラでも、まとまって聴こえます

おおたフェス6.jpg

続く大人達も皆、楽しそうに楽器に触れて演奏しています!

サンバのイベントで「一緒に演奏してみましょう」となると大抵は
空き缶やペットボトルを使った手作りガンザをお客さんに配って
リズムに合わせてガンザを振って、まずはサンバのリズムとはどんなものかを感じてもらうのがほとんどだと思います
なのにここでは一線も二線も飛び越えて
いきなりカイシャもへピーキもショカーリョも
演奏させちゃうそのすごさ!

「カイシャは難しいよね」とか「ショカーリョはまず振れないでしょ」とか
そういう一切が
無い!(これがどれだけすごいことか〜〜〜〜わかりますか〜〜〜〜)

お客さんだって
演奏がめちゃめちゃかっこいいからこそ
「やってみたい!」と思ったに、間違いない!

そうだった
私も最初はこんな風に
「ナニコレ?めちゃかっこいい!やってみたい!!」
学校の授業以外で、音楽を一切やったことの無い私にとって
それがどんなに難しい道か、考えもしないで飛び込んだんだ…
と、初心を思い出しました

そして
工藤めぐみさんのダンスワークショップでも、ちびっ子たちは臆する事なく果敢にチャレンジ
あの、パーフェクトボディで、激しくかっこいいダンスからは想像つかない
柔らかくて可愛い声の神戸弁(←正しいでしょうか?)で指導されるそのギャップに、激しく萌えました

いくつかのステップを学び、最後はその覚えたてのステップで皆で輪になって
THE BOOMの「風になりたい」の演奏に合わせてダンスして
おおたフェス2.jpg

この盛り上がりでフィナーレ!

あっという間の1時間でした

サンバのコーナーを盛り上げるスタッフは
(恐らく地元の?)サッカークラブの小学生(か中学生)男子達でした
外からメインアリーナにパレードする時も盛り上げて、大人(私)にも躊躇せずフレンドリーに
「行きましょう!」って跳ねながら誘導したり
中に入っても上へ下へと移動して
おおたフェス8.jpg

盛り上げてました

こんなに若い時に、かっこいい演奏とダンスに触れたこと
それは彼らの中で大きな思い出になったと思います

私がはじめてサンバに出会ったのは
1986年、サッカーのメキシコワールドカップのフランスVSブラジル戦
ハーフタイムにうっすらと聞こえる
ブラジルサポーターが演奏するサンバでした

当時は、ハーフタイムに前半戦のハイライトを流すというサービスもなく
ただひたすら誰もいないピッチを延々映すだけ(まるで静止画)
眠気と戦い、うつらうつらしていた私の耳にうっすら聴こえるそのリズムに
サンバだ!とか、この太鼓のリズムが!とかの前に
身体が勝手にゾワゾワ〜〜〜〜〜〜!!!!と反応して
一瞬で眠気が吹き飛んで
ミッシェル・プラティニが好きでフランス推しなのにブラジルの応援が聴きたいと思う
そんな自分に驚いたのでした

その後大人になって、浅草でサンバに出会って
生で聴いた時の、身体の細胞がブワッと立ち上がるあの感じはいつでも
1986年のブラジル戦のあの瞬間を思い出します

サッカー少年たちはきっと
ブラジル戦やネイマールを見るたびに、今日、この日のサンバを思い出すでしょう
今日の、この、たった1時間ちょっとの時間が
この後の人生で、何度も思い出す「音」になると思いました




話は変わりますが

サンバの生演奏を聴くのは、今年に入って初めてでした

病気が再発して、リオに行けなくなってから
生でサンバを聴くことは、辛くて避けていました

生で聴いて、バテリアの振動を身体で受けたら
リオに行けなかったことの辛さを思い出すに違い無い
あの気持ちを、また、もう一度感じることに耐えられなかったから


でも

実際聴いたら頭で考えるより、心で感じるより
全身の毛穴という毛穴が「アタシ毛穴!!」って主張する鳥肌っぷり
白血球が暴走しそうで、病気が再発しそうなくらい

身体の奥底がブルブル震えて
へピーキのソロが素敵とか、ここのタンボリムのパターンが痺れるとか
スルドがカイシャがショカーリョのザクザク感がとか言葉で表現するなんて
本当に
ど〜〜〜〜でも〜〜〜いい!!


この身体の反応こそが私にとって全て

まったく
サンバは
細胞を揺さぶって仕方ない!



今日の演奏を聴いて、自分の身体が感じたことと
サンバに触れた子供達の姿を見て
初心を思い出しました


それなのに

残念ながら
Blocoの皆さんに、ちゃんとご挨拶することが出来ずに帰ってしまいました
本当だったらまず先に、リオに行けなかったことで、心配とご迷惑をおかけしたことを謝らなければいけないのに…
と後悔しつつも帰ろうとした時
短い時間でしたが、2月にリオに行かれた、みなみちゃんとお話しができました

柔らかい彼女の手を握っていたら、それがとても気持ちよくて心がほぐれすぎてしまい
うっかり
「一緒にリオに行きたかったよ〜!」と思わずポロリ!
「しまった!」
そんなことを言っても、困らせるだけなのに!と焦ったのですが(しかもうんと年下!)
みなみちゃんは静かに
「また一緒に行きましょう」と言ってくれました。涙
リオに何度も行っていて、サンバとリオを深く愛している、みなみちゃんからの言葉だったので
深く、深く、沁みました

また何度でもやり直せる
そう言ってもらえた様な気がしました


かっこいい演奏を聴き
Blocoの皆さんのあたたかさに触れ
私の中で、こり固まっていたものがホロホロとほぐれて
今日はたくさんの良い意味で
ここに来られて
本当に良かった!!

(まだまだ書きたいあの人、この人、スージーちゃんの笑顔(←激しく可愛い)とかいっぱいありますが、本日はこのへんで)

サンバの余韻に酔いしれて
さらに夜のW杯・フランスVSアルゼンチン戦に大・大・大興奮で
全く寝付けない夜
自分は何もしていないのに、寝不足でフラフラの日曜日でした
posted by オリド マキ at 22:57| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする