2018年06月22日

「Difficult ? Yes. Impossible ? …No 私の「不幸」がひとつ欠けたとして」高橋メアリージュン著

高橋メアリージュンさんといえば
潰瘍性大腸炎、顔面神経麻痺、そして子宮頸がんの病歴をお持ちで
身体的にも、また、育った環境も波乱万丈でありながら
持ち前の美貌と、明るいパワーで
テレビに映画にモデルにと、八面六臂の大活躍をされているのは皆様ご存知の通り

そのメアリージュンさんが今年執筆された本が、ベストセラーになっているそうです
メアリー.jpg

『Difficult ? Yes. Impossible ? …No わたしの「不幸」がひとつ欠けたとして』
(KKベストセラーズ)

この出版記念イベントがアトレ川崎で行われた時
偶然何かの帰りで通りがかり
生メアリージュンさんの、澄み切った美しい佇まいに
息を飲んだのを覚えています

本屋さんで立ち読みしただけでは魅力が拾いきれないので
図書館でリクエストを出して、本日届きました

本の内容はもちろん、メアリージュンさんのこれまでの人生の足跡を書かれたものなので
潰瘍性大腸炎だけにページを割くわけにはいかなったのでしょうけれど
病気の症状が詳しく書かれているだけに
潰瘍性大腸炎が「治った」経緯も、同じくらい詳細に書いて欲しかった
(病気の症状は自分で体験して充分にわかっているので、それよりも
どの様に、どの位の時間をかけて治ったのか、治る過程の詳細をこそ、知りたかった)

メアリージュンさんが寛解に至ったのは、とある病院の漢方を飲んだからと書かれています
(病院名は明記されていませんが、診察手順や内容から、私が行きたいと思っていた広島のクリニックではないかと推測します)
また、メアリージュンさんの事務所かブログに連絡すれば、病院名を教えて下さるそう
しかし、万人に効果があるものでは無いことも明記している、その細やかさにも、お人柄を感じます

潰瘍性大腸炎になる人の特徴として
真面目
というのがよく挙げられますが(自分で言うなし)
まさに、この本の潰瘍性大腸炎のくだりは
真摯に、真面目に、同じ病を持つ読者のためになる様に…という、メアリージュンさんのお気持ちがヒシヒシと伝わってきて
これを読んだ同じ病の、多くの人が励まされるのではないかと思います

病気を公表すること、特に潰瘍性大腸炎という病は、女性にとって大変デリケートな問題で
女優業であれば尚更、イメージ的にも、ハードな撮影現場においてもマイナスになり、お仕事に大きく影響するのではないかと
誰もが思うと思います
しかし
同じ病を抱えている人の現状を知り、『もっと多くの人にこの病気を理解してもらいたい
そして公表した自分が病気を克服すれば、皆の励みなる。励みになりたい。
』という思い(要約しました)
そして、
公表したあとの反響を受けて
書かれたひとこと
「わたしが救われた」
このひとことが書ける
すごい人だと思いました

ただ、ひとつだけ気になったのは
漢方で寛解し、まだ日も浅いのであれば
内視鏡検査が、健康な腸の状態であっても、それはあくまで寛解を維持している状態なのではないかということ

「治った」と本当に言いきれるのは、もっと時間が経ってからのことではないかと思うのです

もしくは、初回発作型潰瘍性大腸炎という、一回だけ症状が出て、その後ずっと症状が出ない人というのもいらっしゃるそうなので
もしメアリージュンさんがそれに当たるのであれば、初回発作型だったと明記した方が良いのでは良いのではないかと思いました
難病であること、分からないことが多い病ゆえに、あまりに短いスパンで「治った」と言い切ってしまうことに対して
少し違和感を感じました



それでも、メアリージュンさんの明るさと、精神の強さ
どんなに難しいことだって不可能はない。「初めてのひとり」になってやろう」という発言は
私も同じ様に思っていたので(我こそは初回発作型だと思い、二度と再燃しないとブログで書いてましたから)
今、多方面でご活躍されているメアリージュンさんの発言だからこその説得力で、励まされます
外見も美しいですが、心も美しい
ご家族の愛に包まれて育った芯の強さは、揺るぎないものだなと思います

また、本全体を通して「幸せ」「不幸」という言葉が多く使われていますが
メアリージュンさんの生い立ちが壮絶であったにせよ
1mmも「不幸」だなんて思えなどころか、運が良い人だし、幸せな印象しかありません
波乱な人生に「不幸だったんだね」と言う人もいたそうなのですが
恐らくその人は「彼女は不幸だ」と思いたいのだ。と、感じました

私はメアリージュンさんと同じく、病気であっても自分を不幸だと思ったことは無いし
この恵まれた環境で、薬なしで寛解を維持している今
治る未来しか想像出来ません

本のタイトルにある
Difficult ? Yes. Impossible ? …No
(それは難しいこと?はい。それは不可能?いいえ。)
私もこの言葉を胸に、笑ってあっさり「治りました」と言いたい
この病気は「治らない」ものではなく
「治せます!」と言いきれる様になりたいです



それと
小学校時代にクラスの男子からよく
「タラコ〜タラコ唇〜」とからかわれて以来
タラコ唇=ブサイクというコンプレックスを抱えていたので
メアリージュンさんもご自身を「タラコ」と書かれていたことにも、嬉しくなりました
もちろん、ハーフで美女のそれと同じではありませんけれども。。。
posted by オリド マキ at 16:03| 潰瘍性大腸炎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする