2017年11月27日

リオでサンバのイラスト仕事のご報告

ブログで何度も書かせて頂いております
Quer Swingar Vem Pra Cá(訳:スゥイングしたけりゃこっちへおいで)の名付け親であり
リオのサンバの超有名人であり
Vila Isabelの地に根を張り
たくさんのサンビスタを育て上げ、多くの人に尊敬、愛され、慕われて
2016年に天に還られた
Mestre Trambique
(言葉での説明はありませんが、この動画は彼がどれだけ人を育て、人に愛され、愛情を注ぎ、サンバに生きたかが伝わる名作です→

彼を慕い、想う人達が集まり
彼へのオマージュを捧げるサンバを作り
2018年のカルナバルにて、演奏されることが決まりました

ついてはそのパレードに着るTシャツに
Mestreのお顔を入れたいので
私に描いてもらえないだろうか?というお話しを頂きました

サンバ史にその名が残る、偉大な人を描いて
ご期待に添えられなかった時
ご家族や、彼を慕う人たちのお気持ちを思うと
「わ〜〜〜い!やった〜〜〜!」と軽くお引き受けすることが出来ませんでした

私もかつて、サッカー雑誌の読者のお便りコーナーに載っていた
全然似てないミッシェル・プラティニの似顔絵に
「なぜだ!」と憤ったことがありましたから

思い入れがある人であればなおさらです
(心を込めて描いたであろう、その方には大変失礼な発言ですが
それだけプラティニが好きだったことを言いたかったのでお許し下さい)


まして、私だけなら良いのですが
ご依頼くださった方のお顔に、泥を塗るわけにはいきません

でも
どれだけ自分が強く望んで行動したとしても
リオの人に自分の絵を見ていただく機会なんて
そうそう来るものではありません

私は、サンバに関するあらゆることが、全く上手にならなくて
いつも落ち込むことばかりですが
それでも、サンバに敬意と感謝を持ち、サンバを聴けば身体中の細胞がプチプチと泡立つ感覚は
嘘ではありません
その気持ちだけで描いても良いのはないかと思いお引き受けしました

サンバに出会えたこと
Mestreの音に出会えたこと
その感謝の思いを込めて描きました

Mestreの親指には特にこだわりました
ラフの打ち合わせの席でましゅうさんが
親指.jpg

「この親指なんだよね〜」って愛おしそうに
師匠の指を思い出されていましたから

このTシャツを着て演奏される皆さんを見おろして
Mestreが「いいね!」されますようにと祈りを込めて
mestre.jpg



マンゴーの木は
Mestreのお家のお庭に生えていて
熟した実はそれはそれは美味しかったそう(宮崎マンゴーの赤い実とは違い、薄い黄緑色です)
彼はその庭でお昼寝をするのが好きだったそうです

そうして出来上がった絵を
デザイナーの夏澄さんが、素晴らしいアイディアと想いを込めてデザインして下さったTシャツが今
リオで印刷・縫製されている段階です

そのTシャツを着たリオと日本のサンビスタが
2018年2月11日11時(1並び!)Vila Isabelの
Praça Barão de Drumondでパレードします

だから私は、そのTシャツを着た何十人ものバテリアが演奏してパレードする姿を
見に行かねばなりません
主治医を説得し、潰瘍性大腸炎に万全の対策を話し合い
リオの航空券とビザを取りました

冬は、潰瘍性大腸炎が再発する可能性が高く
風邪をひいただけで再発し大腸を全摘出された方もいます
なので2月までは冬眠の熊よろしく
おとなしくして
元気に
リオ・デ・ジャネイロに行きます!

Vou por Rio de Janeiro!!
posted by オリド マキ at 09:38| 2018年リオへの道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする