2008年12月08日

渡海真知子『酔っ払いと綱渡り芸人』CD発売記念ライヴ・横浜Motion Blue/2008/11/26

いよいよ冬本番!寒くなってきましたね。
そんな夜は、サンバで暖まりましょう!
そんなわけで、しんしんと冬の空気を感じながら、行って来ました!
渡海真知子『酔っぱらいと綱渡り芸人』CD発売記念ライブin横浜モーションブルー
もうこれについては、冷静にお伝えする事が出来ないことを最初にお断りしておきます。
興奮で、MCがあわあわ状態だった渡海さんと同様に、
観ていた私自身が興奮で、鳥肌で、どんな言葉でもっても言い尽くせないほどの
感動&興奮のライヴだったのです。
先ず、青山のブルーノートをイメージして入った私にとって、モーションブルーの狭い空間、どの席からでもステージとの距離はとても短く、アーティストの細かい表情を捉えられるその距離と狭さに感激。
普段、その距離感と(背が低いので)前の人の頭でステージが良く見えないという苦い思いばかりしている私の胸に、期待は高まります。
今回は何と言っても、ジョルジーニョ・ド・パンディロとセルシーニョ・シルバの親子パンディロ共演!(競演?)
案内された席は、その音を一切漏らさず聴けるスピーカーのド真ん前。
しかし、二人の背中しか見えないステージ真横。
演奏している手の動きが観れません!残念!
しかし、ライヴ中、後ろに置いてあるお酒を飲む為に振り返るセルシーニョと何度も目が合い、アイコンタクト。
アイドルのコンサートで「今、絶対目が合った!」とはしゃぐ少女の気持ち、今まさに実感しています(しかし34歳)。

渡海さんの歌声は初めて聴いたのですが、
その圧倒的な「歌っている」感は、彼女が日本人である事を忘れてしまいます。
「ポル語って発音難しいのに、上手だな〜」とか
そういう「日本人なのによくぞここまで」的な気持ちにならない程に
歌詞をなぞっている感ゼロ。
魂から、体から唄っているって感じ!

モーションブルー渡海さん.jpg

喉から声は出ているのに、体から音がオーラとして沸き上がってくる感じ!
歌が渡海さんそのものになっています。
MCでは、興奮していて、何を言っているのかご本人も分かってない様子なのに、
曲を紹介する瞬間、ふっと歌姫スイッチが入ります。

「飛行機の窓から、リオの風景が見えてくる
リオの街並が近づいて来る
あの海岸、あの建物
リオ デ ジャネイロ!
ああ・・・私はリオがこんなにも大好き!」
そう言って始まる『Rio de Janeiro』

『sabado em copacabana』はこんな風に
「夕方に大好きな恋人とコパカバーナで待ち合わせ
軽く1杯お酒を飲んで
お食事して
朝までダンスを踊る
楽しい時間はあっという間に過ぎていくけれど
私はまた週末にコパカバーナへ行くわ」

そんな渡海さんの言葉で綴られてから曲が流れると
今まで何百回となく家で聴いていた曲が
ただ「このメロディー素敵!このリズム最高!」と思って聴いていたあの曲達が!
途端に映像を映して流れて来るのです!
今まで、日本人の歌手のライヴなどでは、特にラブソングなんかだと
自分の経験や、自分に置き換えたイメージを思い浮かべる事が多かったけれど
こんなにも映画の様に全く経験していない映像が、色鮮やかにハッキリと見えてくる経験は、初めてです!!!
そして周りを見渡すと、おそらく、リオに行った事がある人達が、自分のリオを思い出し
きっと恋焦がれて涙を流していました。
私も、そんな涙を流したい!
「リオに帰りたいわ」とか言ってみたい!(憧れーーーー!)
そして、後半では待ってました!セルシーニョとジョルジーニョ、そして長岡敬二郎さんのパンディロ合戦!
これがもう、1人が叩いているのに、何台ものパンディロが演奏している様なリズムの層が、波になって襲ってきます!こんな波なら!溺れたい!沈みたい!
パンディロのリズムでどんどんトランス状態になっていく感覚。

モーションブルー加々美さん.jpg


ずっと聴いていた様な、さっき始まったばかりの様な。時間の感覚が分からなくなります。ただ、ただ、永遠に聴いていたい!
どんなにたっぷりパンディロソロを聴いても、まだまだ聴いていたい。
渡海さんの歌も聴いていたい。
加々美さんの面白トークを聞いていたい。
切ない位のそんな思いを残して、ライヴはスタンディングオベーションの鳴り止まない拍手で幕を閉じました。
普段からことあるごとに「サンバに出会えて良かった」
と感じてはいましたが、そんな感情も慣れていたのか
今夜は、1986年に初めてサンバの音を耳にした、あの時の衝撃と同じ位
細胞の芯から感動する震えを感じました。
心から、本当に、サンバに出会えて良かった!
冷たい海風の帰り道でも、全く寒さを感じなく
朝早くから一日用事をこなした後のライヴ。疲れて帰ってきた筈なのに
興奮で寝付けない。寝るのがもったいない。
私にとって、代謝促進、疲労回復の遠赤外線音楽。それがサンバです。
posted by オリド マキ at 19:11| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする