2018年10月31日

北京で漢方

北京で漢方を処方してもらいました
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行知堂でお世話になったのは、代々続く漢方医の名家に生まれて8代目のK先生
恵まれた環境に甘んじることなく、常に研究と勉強を怠らず、姿勢は謙虚
技術だけでなく、お人柄も素晴らしいという評判を事前に聞きましたが
一目お会いした瞬間伝わりました
彼を見て「この人性格悪そう」って判断する人
おそらく
いないでしょう

そう思うに十分なほど、誠実さと、謙虚さと、勤勉さが、伝わってくる感じ
日本だったら、さぞかしおモテになられるでしょう(実際、日本でもK先生のファンはたくさんいらっしゃるそうです)

穏やかで、ゆったりとして、静かな声で
「腕をこちらへ」
「脈を測ります」
(合ってるか分からないけど、そんなようなことを)言われ
脈をじっくり測ります
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静かに、しかし集中して脈を読み取る先生の真剣な眼差し
これだけで、ハートを根こそぎ持って行かれるご婦人方、きっと多いに違いない!

そして舌診をして先生が診断を紙に書き込んだことは

「胃と腸が弱い」
「腎臓も弱い」
「(性格は)明るいけど、気が弱い」
「乳腺にしこりが出来やすい」
ということでした

性格のことまで、、、どころか
乳腺は確かに去年の検診で良性のしこりが見つかりました
そんなことまで脈と舌で分かっちゃうなんて!

そして、手に鍼を打ってもらい
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漢方を処方してもらって、帰国の途につきました

帰国して翌日から5日間の漢方がスタート
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中を開けると
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明らかに「木の枝」らしいもの、四角く固めた石灰らしきもの
サルノコシカケ(?)みたいなもの、取り敢えず、普段は絶対口にしないようなものがゴッソリ

先ず「先煎」と書いてあった袋を取り出し
こちらを20分煎じて

残りを投入してさらに30分

出来上がった漢方は薄いコーヒーの様な茶色

煎じるタイプの漢方でよく言われる「部屋中が漢方臭い」ということは一切ありません


本物の漢方は、長期間服用するものではありません
本当の漢方は、5〜7日で、きちんと効果が出るもので
7日経っても効果が無い場合は、処方した生薬のどれかが合っていないということ

そもそも
胃と腸が弱い。にプラスして
腎臓が弱くて
乳腺にしこりが出来やすく
右の肩がこっていて
気が弱い
これと全く同じ症状の人は、もしかしたらいるかもしれませんが、個別の症状の重さの割合は人それぞれ
全く同じ状態の人がいない様に
漢方の処方は100人いたら100通りあるそうな

だから、8代続いた名家であっても、ご自身の経験と知識が豊富であっても
毎日勉強と研究が欠かせないのだそうです

漢方を飲む前は
潰瘍性大腸炎寛解時でも、大豆の薄皮はダメでした
辛いものは当然NG。ごぼう等の荒繊維もダメです

ですが、漢方飲み終わって翌日
あまりに体調が良いので、大好きな南国酒家の麻婆豆腐を食べてみました
翌朝
平気です

納豆食べてみました
全然OKです

ごぼう
何ともありません!

潰瘍性大腸炎になる前は、何1つ食材を気にすることなく
食べたいものを食べたい時食べたいだけ食べていました
好き嫌いが無いので、荒繊維だろうが、何だろうがモリモリ食べて
しまいには、賞味期限切れで固まりかけの牛乳をシチューに入れて食べてしまったこともあります(ほんとバカ)

そのありがたみを自覚することが無いくらい
何でも食べられることが当たり前だったから
自信があったからそれだけに
潰瘍性大腸炎は私にとって、鼻っ柱をヘシ折られた感がありました

あんなに丈夫だったのに
寛解してても、まだ納豆はダメなのか、、、
もうあの頃には戻れないのか、、、

大雑把でズボラ体質の私には、食材を気にしながらご飯を食べるというのは、とにかく面倒くさい
(たかが豆類の薄皮・辛いもの・ごぼうだけでも!!)

と思ってたら

潰瘍性大腸炎になる前の大腸ちゃんが、再び戻ってきてくれたようです!!!
涙涙涙〜〜〜〜

納豆解禁!

枝豆も、もういちいち一粒ずつ薄皮剥いだりしなくてもいい!

きんぴらごぼう山盛り食べてやるう!!

今まで沢山の漢方を試してきました
有名な漢方医のところにも行きましたが
どれもこんなに即効性のあったものはなく、逆に体調が悪くなるばかりで
納得出来ずに挫折したこと数知れずです

K先生、何者!?
っていうか、行知堂の漢方
どんだけ!!??

病気知らずだった頃の身体を再び取り戻せることは、もちろん信じていました

「いつか。
 必ず。
 絶対に」

その「いつか」が
こんなに早く来るなんて!
その回復のスピードに、今、気持ちがついていかず
「油断するな。これは夢かもしれない。油断してはいけない」と慎重になる自分がいます

ここでいつも、調子に乗って、振り出しに戻るとか、時にはマイナスになってしまうことがあるお調子者の性格も
さすがに4年の歳月を経て、少しは大人になったのでしょうか

どうかこれが夢ではありませんように

っていうか、本物の漢方は
すごすぎる!!!!

え?
漢方の味ですか?
こんな感じです
漢方の味.jpg
posted by オリド マキ at 18:15| 潰瘍性大腸炎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月30日

北京漢方医受診薬膳ツアー・2018

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北京に行ってきました

夏に
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「共同学習で学ぶ中国語・ステップアップ」(三修社)のイラストの仕事をしていた時、担当編集者さんと
「中国に行って、あらゆる中医学を体験するツアーがあったらいいですよね」
「素人だとどこへ行ったら良いか分からないし、ガイドブックに載っている様な観光客向けではなく、本格的なやつ」
「食事も本格的な薬膳で!」
と話していました

何しろ私は海外と言ったら、リオリオリオリオリオ一色の脳内でしたから
♫あんなこといいな。できたらいいな♫(ドラえもんの曲)のノリで
そんなツアーあったらいいな。と、通っている医療気功の受付のM先生に言ってみた
すると
「ありますよ。行きますか?」
って!ウソ!

ということで
あれよあれよと言う間に、私は北京の地を踏むことになりました

題して
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北京漢方医受診薬膳ツアー2018
同行したのは、医療気功のお弟子さん3人・70代の女性・ホルン奏者の30代女性、そして私。
引率してくださるのは、医療気功のO先生と秘書のM先生、計8名

移動は10人以上乗れるバンでラクラクスムーズ

朝は早朝から景山公園や天壇公園の気持ち良い空気で気功をして

ご飯は、天津出身のO先生と、何度も北京に行かれているM先生セレクトの美味しいお料理
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この人数だからこそ、大皿料理を種類豊富に楽しめるし

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薬膳鍋も私の体質に合わせた「湿気を取る」鍋以外にも、他の人の「氣を養う」鍋も味見させてもらったり

1人か2人でもこれ1本でお腹がふくれるところを
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棗にくるみを挟んだもの(驚きの美味しさ!)やムカゴ(ホクホク!)等
皆で食べるから数種類も味見出来て
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紹興酒のグラスがあまりに可愛くて一口頂いたら、その美味しさに目覚めてしまう


そしてついに
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北京de北京ダック!
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(北京では、中のお肉もしっかり食べるので、日本で食べるのより全然肉厚にカットされました)

ザリガニは、幼い頃より贔屓の鰻屋さんで茹でたザリガニを食べ慣れていましたが
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こげな辛旨ザリガニは初めてでした
潰瘍星人に辛いものはご法度ですが、O先生が
「少しなら大丈夫。チャレンジしてみて」の言葉を信頼し、少しだけ頂きました
もちろんお腹に異常なし!



スケールが大きすぎて全然写真にその凄さが入りきらない
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万里の長城や故宮や天安門といった、いわゆる「THE!中国の観光名所」もしっかり見たり

玄関先のしつらえが素敵だからと、O先生に交渉してもらい
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普通の民家にお邪魔して写真を撮らせてもらったり

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北京のスターバックスや

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古き良き街並みも堪能し

何も分からない者同士の初北京だったら、値段交渉が怖くて決して乗れない電動自転車に人力車をくっつけた乗り物に乗り
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(乗ってるところからの写真。おじさんは運転手さん)
風が冷たくて初対面のお弟子さんと大爆笑

さらにこんな
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小さい個人タクシー(?)にも乗り
交通ルール丸無視のスリルとデンジャラスのドライブもO先生がいるから笑って満喫

いよいよ今回のツアーのメインイベント
北京行知堂にて
8代続く漢方医の名家にして、患者さんに処方した処方箋の全データを公開されているという名医中の名医・K先生に診察して頂き
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鍼を打ってもらい
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漢方を処方してもらいました(漢方に関しては後ほど詳しく)

ここで一番感動したのは、同行の70代の女性Iさんのこと
肘を怪我をされ、手術してから、ALS(筋萎縮性側索硬化症)になり、筋痛症に似た激痛に長年悩まされ
あらゆる病院に行くも、そこで出された薬の副作用で、動悸・胃もたれ・逆流性食道炎になり、ついには不眠まで

絶望の果てに、それでも明日は良くなりたいと、調べに調べて、医療気功に出会い、少しずつ良くなったところで今回の北京行きとなったIさん
小柄で愛らしくて、行きの飛行機でお隣になり、お喋りに花が咲いて笑っぱなし
とてもその様なご苦労をされたとは思えないほど明るく優しくて、気配りのかたまりの様なIさんが、鍼を打ってもらってほんの僅かに

「先生!肘が!痛くありません!」

と言った刹那、子供の様にワッと泣き出されました

「どこへ行ってもダメで、最後には、貴方は特異体質だからと見放されて…」
どれだけ今まで、心ない医者に酷いことを言われ続けてきたのでしょう

今までに蓄積された胸の内を
勢い止まらずといった感じでお話される姿を見て、私も思わずもらい泣き

その後、灸小舎にて
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中国のお灸を体験
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往年の藤井隆よろしく、まさに身体の一部(脚)をHOT!HOT!言いわせ
身体の芯から温まり(ここのスタッフさんがとても優しくて温かくて、ホスピタリティが素晴らしい!)
めちゃめちゃ元気になりました

終始、O先生M先生のお気づかいとツアー内容の濃厚さ
個人旅行では絶対に体験出来ないことの連続

何より、普段の治療では、私はうつ伏せに寝ているし、先生は施術中だしで
ゆっくり先生とお話する機会は全くなかったのですが
こうして一緒に旅をしていて、いかに先生が患者(私たち)のことを想い
どれだけの覚悟を持って治療に当たっているかを知り
それまでも、先生のことは信じていましたけど
「信じる」のレベルが低かった!自分のバカ!無知!アンポンタン!!
と反省しきりの道中でした

「一生治らない」
「一生薬を飲み続けなければいけない」が枕詞の様な潰瘍性大腸炎・しかも、重度の全大腸炎症の私が
西洋医学の、この枕詞を覆す、薬なしで寛解を維持しているのは
O先生とM先生のおかげです

発症中は辛く、リオに行けないという絶望も味わいましたが
この病気にならなければ、私は北京に行くこともなかったでしょう
O先生に出会って、身体の根本を整えることの大切さを知らずにいたでしょう
今は、心から、潰瘍性大腸炎になって良かったと思います

そして、一緒に行った5人の皆さんがどなたもとても「氣」の素晴らしい方々で
初対面なのに、深いお話がスムーズに出来て、歯科医業界のお話を伺うという貴重な機会にも恵まれました

ホルン奏者の女性はキュートで愛らしくて
(私のサンバ漫画に出てくる「まりんこ」にソックリでビックリ)
このメンバーで行けたことが、旅をより良いものにしてくれたのは間違いありません

帰国の日、最後の観光はチベット寺院
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その圧倒的なパワーに、腰を抜かしそうになり口ポカーン。顎パカーン状態でしたが
ここに来られた奇跡と自分の命に、ただ、ただ、感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました

チベット寺院は、足を踏み入れる前は正直
全然興味がありませんでした
ところが
ここに一日中居たい!と思うほど、この寺院のパワーに魅了されました
次回、個人でもし北京に来ることがあったら、私はここに丸1日。時間を取りたいと思います




最後に皆様にご報告です

漢方のK先生で
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脈&舌診断をした後言われた言葉は


胃腸が弱い

でした(その後、腎臓が弱い。氣弱etcと続きますが省略して)


もう一度書きます



ただの

胃腸が弱い人で〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜す!


イエ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜イ!!!
涙涙涙


さらば!潰瘍性大腸炎!と言いたいところですが
長年寛解を維持していたのに、10年.20年後に再燃してしまう人もいるので
そう簡単に「完治」とは言えない病気です

完治したと言えない病気ならそれでもいい(もう、本当にそんなことはどうでもよかですよ)
ワタシは、北京に漢方のK先生、日本にはO先生、そして、自分も自力で身体をメンテナンスするべく
気功教室にも通い始めましたので、確信しました

北京で健康
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鉄壁!

posted by オリド マキ at 21:41| 潰瘍性大腸炎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月18日

そこは一体どこなのだ?

ブログご無沙汰しております
ギュンギュンしている間に、月日がワープ
ブログの存在をすっかり忘れてしまいました

そんな昨日

吉祥寺のメキシコ雑貨屋さんに入ると
見慣れた模様が目に入りました
アカプルコ.jpg

リオのCopacabanaの石畳
しかしメモ帳の表紙には大きくACAPULCO
丁度一緒にいた友人がメキシコに住んでいたことがあったので
「アカプルコの海岸って、コパと同じ石畳なの?」と聞くと
「そんなのは見たことが無い」という返事。はて。

家に帰ってネットで検索してみても出てこない
メキシコ アカプルコなのにコパカバーナ
それはつまり
銀座ブラジル.jpg

銀座ブラジル浅草店みたいな
千葉にある、東京ドイツ村的な
サンバ仲間が私のインスタにコメントした
「ベネチアの中華料理屋でチェコビールが最高」の様な

そこは一体どこなのだ?笑
posted by オリド マキ at 16:54| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする